2011年8月13日土曜日

シェーナウ電力会社

シェーナウ電力(EWS - Elektrizitaetswerke Schoenau)は、1997年創立の市民による電力会社。

創立のきっかけは、チェルノヴイリ原発事故ののち、五人の子供をもつ主婦が中心となり、原発に依存する地元の電力会社に対して起こした反対運動だった。

驚くべきことに、彼らの対抗プランは、市民がお金を出して独占契約を買い取り、自らの手で市民所有の水力、太陽光、天然ガス、再生可能エネルギーによるエコ電力会社を創立するというもの。

到底不可能に思えたプランながら、幾多の問題を乗り越え、これが最終的に実現。社員40人弱の小さな会社ながら、現在ではドイツの10万を超す顧客に、原子力と石炭フリーのエコ電力を供給している。

シェーナウ電力会社については、2011年4月28日付の本ブログの記事でも紹介ずみ。
http://philosophyofgreendimension.blogspot.com/2011/04/gruner-nobelpreis-fur-die-mutter-der.html

そのシェーナウ電力会社が作成したパンフレットが、日本語に翻訳されている。原子力エネルギーの危険性がわかりやすく述べられている。

「原子力に反対する100個の十分な理由」
~100 gute Gründe gegen Atomkraft~
An initiative of Elektrizitätswerke Schönau
100-gute-gruende.de/pdf/g100rs_jp.pdf
(↑PDF)

以下の記事も参考になる。

また、このシェーナウ電力会社の創立までのドキュメントも日本語訳がつけられアップされている。まだ1/6と2/6だけだが、原発問題を考えるにあたって、とにかくも市民全員が集い、議論を交わすことの重要性を認識できる。この点で、徹底的に議論を交わすドイツの文化はわれわれが見習ってよいものだ。

さらなる課題は、その議論を、われわれの住まうこの場所に足をつけたものとして展開すると同時に、決して近視眼的にならず、想像を絶する遥か未来にも目を向けて展開しなければならない、という点にある。われわれが直面しているのが、百年や二百年などといったレンジを大きくはみ出る「時間」の問題であることを忘れてはならない。オンカロは、そうした深刻な問題の所在を教えてくれるいい例だろう。







2011年8月4日木曜日

From Wiley-Blackwell

Now Wiley-Blackwell makes contents related with disaster free.

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Wiley-Blackwell では、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とその後の津波による被災者への支援と、今後の防災計画立案に役立てていただくため、同社のジャーナルおよびコクラン・ライブラリー(The Cochrane Library) から関連するテーマに沿った論文を選び、2011年12月末まで無料公開することにいたしました。

以下のような主題に関する論文が、無料公開の対象として選ばれています。
 

  • 地震・津波 に対する防災対策および災害監視
     

  • 津波・洪水の被災地での水の汚染による衛生上の問題
     

  • 放射線の短期的・長期的健康リスク
     

  • 地震・津波等の天災を原因とする外傷性ストレス障害 (PTSD) への対処

    無料公開された論文は、下のリンク先からご覧いただけます。

    → がんばろう日本 – Wiley-Blackwell は、震災への対処に役立つ雑誌論文を無料公開します

    Wiley-Blackwell では、これらの論文を被災地支援や防災対策に各方面で取り組んでおられる皆さまにお役立ていただくことで、ささやかではありますが日本の復興への一助となることを願っています。